一般の人々を対象とした花壇づくりのコンテストが、全国各地で開催されている。そのうち主なものは次の通り。
全国花のまちづくりコンクール:花のまちづくりを国民的な市民運動として普及、定着させるために、全国各地で取り組まれている花や緑による優秀な活動を顕彰し、広く紹介するために、大阪花博開催の翌年1991年から始まった。主催は花のまちづくりコンクール推進協議会、事務局は財団法人日本花の会。市町村、団体、個人、企業の4部門があり、2008年(第18回)は、大賞の農林水産大臣賞が、団体部門の「あしがら花紀行千津島地区実行委員会」(神奈川県)と、個人の「浅井ひとみ」(富山県)に、国土交通大臣賞は、団体部門の「成美花と緑のパノラマ」(富山県)と、企業部門の「株式会社丸栄産業」(長野県)に贈られた。
全国花いっぱいコンクール:花と緑づくりによる環境づくり、人づくりを目指して、幼稚園から大学(専門学校含む)までの学校単位を対象にその成果を競うコンクールで、年1回実施。毎日新聞社と財団法人あしたの日本を創る協会の共催。07年度(第44回)内閣総理大臣賞は、静岡県立磐田農業高等学校が受賞。
フラワーブラボーコンクール(FBC):東海・北陸7県と名古屋市および同教育委員会、並びに中日新聞社が主催している学校花壇コンクールで、1964年から春秋2回行われている。児童、生徒が実行委員会から配布される種子等を用いて、学校花壇づくりに取り組むことで、情操教育や校内美化に役立てる一方、余った苗を公共施設や家庭に提供し、地域社会の環境美化を推進することを目的としている。
全国ガーデニングコンテスト:日本園芸協会の主催で、主に個人を表彰。最優秀賞、優秀賞、秀作賞には、それぞれゴールド、シルバー、ブロンズの各メダルが贈られるほか、「アイデアガーデン賞」や「地域振興賞」、オランダとニュージーランドの政府観光局賞、各地の地方紙賞など表彰部門が多い。