使用後は土に返る、自然環境に同化した育苗鉢植木鉢のこと。従来、新聞紙などパルプでできたペーパーポットがあり、育苗用に利用されてきた。近年はデザイン性が高く、耐久性を持たせて、長期間観賞に堪える資材でできた容器が出回り始めている。材料は間伐材、竹、モミガラ、わら等の自然素材のほか、プラスチック製品もある。飼料用トウモロコシなどのデンプンからできた生分解性プラスチックでつくられたポットは、使用中はビニールやポリエチレンと同様の性質を持ちながら、使用後は土と混ぜることができる。販売店でもこちらを選ぶ人が増えてきた。