2010年3月1日、神奈川県平塚市に開園した「神奈川県立花と緑のふれあいセンター」の愛称。チェコの作家・新聞記者で、園芸家のバイブルとも言える「園芸家12カ月」を著したカレル・チャペック(Karel Capek 1890~1938)をシンボル・キャラクターとして、彼のように好奇心旺盛に人生を楽しむ知的好奇心の高い人に新しい文化をプラスするライフスタイル「+AGRI(プラスアグリ)」を発信していくのがコンセプト。面積9.2ヘクタールの園内は目的別に3ゾーンに分かれる。そのうち「フラワーゾーン」は約860品種1000株のバラが咲き乱れる「薔薇の轍(ばらのわだち)」をはじめ、チャペックの旧居をイメージ再現した「カレル・チャペックの家と庭」など、四季を通じて「花開くしあわせ」を感じられる場所。また「アグリゾーン」は、季節に合わせてさまざまな野菜を栽培し、子供たちの「気づき体験学習」の場ともなる「触れん土ファーム(フレンドファーム)」など、体験を通じて「農」を再発見する「里」。そして「めぐみの研究棟ゾーン」では、旬の野菜を使った調理実習やクラフト実験室など、さまざまな角度から農業や園芸にアプローチできる。運営は、花菜ガーデンのスタッフに加え、ボランティアのサポーターが手伝う。サポーターはスタッフと活動することで、栽培管理等の知識技術を習得できる。催事も多種多様でリピーターも多い。