水溶性あるいはバクテリア分解性のテープに一定間隔を開けて種子を封入して、ひも状にしたもの。「シーダーテープ」は日本プラントシーダー株式会社の登録商標で、テープの敷設や被覆等の技術に関し、幾つかの特許を取得している。アメリカ生まれのシードペーパーは、同様に水溶性の紙やプラスチックペーパーに一定間隔で種子を張り付けたもので、シードマットともいう。シードペーパーを使う種子には、ダイコンやゴボウなどの移植ができない根菜類や、種を多くまくネギやホウレンソウ、ある程度間隔を開ける必要があるトウモロコシやエダマメなどがある。ペーパーをポットや地面に広げて上から少し土をかぶせて水やりをすると発芽してくる。種子とともに肥料が混ぜ込んであるものもあり、「土の上に置くだけ」と、簡便さをうたって初心者を引きつけている。