形態や生育習性を基準にした園芸的分類の一つ。発芽から一年以内に全生育期間を終了する草本を一年草、二年目に開花・結実し枯死するものを二年草という。一方、生育・開花・結実後に枯死せず、地下部の根や地下茎が越冬し、二年以上同様の成長サイクルを繰り返す草本を多年草あるいは宿根草という。多年草の中でも地下部が特に肥大化して栄養分を蓄えるものを球根類、茎葉が肥大化した草本を多肉植物やサボテン類と呼んでいる。また、生育中の根が水中あるいは水中の土壌中にあることを必要とする草本を水生植物、昆虫を捕まえて消化吸収する機能と形態を持った草本類を食虫植物という。これらの草本花きに対し、花や葉を観賞する木本植物を花木という。