東芝、パナソニック、サムスン電子、ソニーらが共同で開発した著作権保護技術で、「シーキューボルト」と読む。主にハイビジョンコンテンツをSDメモリーカードや外付けHDDなど、携帯可能なストレージデバイスに移動させ、別室の据え置き型テレビ、スマートフォンやタブレットパソコンなどの携帯機器で視聴することを目的とするもの。ホームネットワーク向け著作権保護技術「DTCP」の管理運用を行う団体であるDTLA(Digital Transmission Licensing Administrator)と、デジタル放送の発展や規格化を推進する団体である一般社団法人デジタル放送推進協会(Dpa ; The Association for Promotion of Digital Broadcasting)から認可を受け、SeeQVaultに対応した記録メディア、テレビ、レコーダー、スマートフォンやタブレットをそろえれば、メーカーに関係なく、デジタル放送番組をハイビジョン画質でやり取りすることができる。例えば、従来、USB外付けHDDに録画した番組は、録画したテレビもしくはレコーダーでしか再生できず、録画した機器が故障すると、その録画内容を再生することはできなくなってしまっていた。SeeQVaultでは、このような不具合も解決し、ユーザーの利便性が向上する。