AIスピーカー(AI speaker)ともよばれる。人間と音声対話することによって、インターネット上の情報を検索して読み上げたりするほか、音楽再生や家電の操作なども可能にする電子端末。現時点では、音声での情報提供や音楽を再生することが主な役割のため、スピーカーとしての機能や音質を重視した製品が多い。人工知能(AI)は、対話で利用されるのはもちろん、音声認識精度の向上にも活用されている。人間と自然な会話ができるレベルには程遠いが、音声認識の精度自体は飛躍的に向上している。AI部分はGoogle社の「Googleアシスタント」とアマゾン社の「Alexa(アレクサ)」が二強で、製品としては、両社に加え、ソニーやパナソニックのほか、さまざまな企業が「Googleアシスタント」または「Alexa」に対応した製品を発売している。今後、スマートスピーカーが普及するか否かは、ユーザーの要望を推し量るレベルの対話能力の獲得や、家電のほか自動車などとの高度な連携達成も鍵と考えられる。