コンパクトで持ち運びが容易なプロジェクター。旧来、プロジェクターの光源はUHD(高圧水銀ランプ)が主流であったが、高輝度かつ低消費電力のLED(発光ダイオード)やレーザー光源の登場により、プロジェクターも飛躍的に性能が向上した。手のひらサイズでありながら、映像光束が200~800ルーメン(照明用白熱電球の明るさで、おおむね20ワット型~60ワット型に相当)という明るい投写光を実現した製品も登場している。また、大幅な低消費電力化のおかげにより、内蔵バッテリーだけで2時間程度利用できる製品も少なくなく、用途やユーザー層が広がっている。
ちなみに、200ルーメン程度の光束があれば、暗室で100インチ程度の投射も実用的で、800ルーメンクラスであれば、室内照明の明かりが残るリビングなどでも映像を観ることができる。