手を使う必要がないという意味から、携帯電話を手に持たなくても通話ができる機能のことを指す。この機能を利用するには、イヤホンマイクを使って通話するタイプや、車載器として相手の音声をスピーカーから聞きながら通話するタイプなど種類は様々だが、近距離の高速無線通信として知られるブルートゥース(Bluetooth)は機器との接続なしにハンズフリー通話が実現するシステムとして注目を浴びている。既に道路交通法では、運転中に携帯電話での会話をすることについては危険行為として罰則が科せられることになっているが、2004年11月に施行された改正道路交通法では、手に持って通話やメール送信などの操作をする行為自体に「5万円以下の罰金」を科すこととなった。ただし、ハンズフリーを実現する機器を併用した場合は、罰則の対象とはならない。罰則は、運転免許の行政処分が1点、反則金は普通自動車と自動二輪車が6000円、大型自動車7000円、原動機付き自転車5000円となっている。