自動車の走行支援道路システム。事故防止等の安全運転を支援するものとして旧建設省が中心となって研究開発が進められてきた。現在はドライバーに危険警告を行うものを「AHS-i」、状況によりハンドルやブレーキ制御などの運転補助を行うものを「AHS-c」、情報収集と運転制御を、安全走行の責任までシステムが100%負うものを「AHS-a」として分けて表現するようになった。この「AHS-a」では、誘導中の加速、制動、ハンドル操作のすべてが自動で行われ、1台の親機で複数の貨物を運ぶことも可能となる。日本では1996年から実験が始まっており、国土交通省が2010年ごろまでの実用化を目指しているが、膨大な整備費用やシステムの運用方法など、課題は山積みである。