自動車の安全走行を継続するために設けられた定期的な検査制度。現在の車検制度は1995年7月に改正された道路運送車両法に基づくもので、乗用車では新車登録から最初の検査までは3年、それ以降は2年ごとに検査を受けることになっており、新車登録後10年を超える自動車の1年車検制度は撤廃された。この制度では点検項目を大幅に減らし、2年定期点検と車検証の継続検査を切り離しており、点検整備は継続検査の前でも後でもどちらでも可能としている。これにより、まず検査を受け、不具合個所があった場合にその時点で整備することも可能。短時間での車検(一日車検)や、ユーザーが直接車検場に持ち込む例(ユーザー車検)が増加することとなった。