車の長期継続使用を目的とした賃貸方式のサービス。一方、利息を含む購入総額を分割して支払うのはクレジットと呼ぶ。両者を支払総額だけで比較すればリースの方が圧倒的に経済的だが、これは契約時に、リース終了時の予想査定価格(残価額)を設定し、契約終了の時点で原則的にリース会社に返却するからである。そこで、登場したのが残価設定型クレジットと呼ばれるもので、これはリースのように残価を設定することで毎月の返済額を少なくし、契約終了時には車を返却することで清算するか、現金またはローンで残価を支払い、買い取るなどの選択を可能にする。購入時や月々の支払いを減らし、かつ車を自分のものにするための手続きが取れるメリットがある。また、トヨタは2002年、「WiLLサイファ」の販売に際して、乗った分だけ支払いをする「P-Way」を採用。走行距離の少ないユーザーにメリットが大きい。