一般に1~1.4L(リッター)程度の排気量を持つ乗用車のことを指す。1999年にトヨタが発売した「ヴィッツ」に端を発したスモールカー・ブームは、2001年にはホンダが「フィット」を発売して爆発的な大ヒットを記録。続く02年5月に発売した日産の新型「マーチ」も発売後1週間で2万5000台を受注する人気を呼んだ。その後もマツダが02年8月に「デミオ」を、日産は02年10月に「キューブ」をモデルチェンジ。さらに02年11月には三菱が「コルト」を、トヨタも03年5月に「イスト」を発売し、04年6月になるとトヨタとダイハツが共同で3気筒1Lエンジンを持つ「パッソ」「ブーム」をそれぞれ発売するなど、勢いは続いている。人気の要因は、コストパフォーマンスに優れ、燃費効率が高く、乗り回しがよいことなどである。