カメラやセンサー類を使って、駐車する際のアシストを行うシステム。すでに後方確認を行うバックカメラやセンサーは広く普及しているが、縦列駐車や車庫入れなどバックでの駐車を自動化したり、車両の周囲を360度映し出すカメラを搭載するなど、苦手意識を持つ人が多い駐車に対する支援システムの普及が進んでいる。駐車の自動化に積極的なのがトヨタで、2003年に世界で初めて指定した位置にステアリング操作無しに駐車できる「インテリジェントパーキングアシスト」を商品化。その後、05年には画像認識による駐車枠認識機能を、06年には世界初の超音波センサーによる駐車空間認識機能を加えたシステムを追加している。一方360度映し出すカメラについては日産が07年10月に世界初の「アラウンドビューモニター」を「エルグランド」に搭載。09年7月には、駐車時の最適な切り返し地点のガイドを行うなどさまざまなアシスト機能を加えた新システムを「スカイライン」に搭載している。市販ナビゲーションでも、アルパインが同様のシステムの商品化を行っている。