毎年3月末の土曜日にアラブ首長国連邦のドバイで開催される国際招待レースで、距離は2000メートル。世界最高賞金額で知られ、2012年は賞金総額1000万ドル(約7億8000万円)、優勝賞金600万ドル(約4億6800万円)。1996年に創設され、当初はナドアルシバ競馬場のダートコースだったが、2010年からメイダン競馬場のオールウェザーコースに替わり、11年には日本のヴィクトワールピサが優勝、2着にもトランセンドが入って日本馬の1、2着独占となった。開催当日はドバイワールドカップデーとしてさまざまなカテゴリーの高額レースが組まれており、世界中の名馬がドバイに集結する。12年はワールドカップなど5つのG1(→「グレードレース」)を含む9レースが予定され、賞金総額は2725万ドルに上る。過去、ドバイワールドカップデーに勝利した日本馬としては、ドバイシーマクラシック(G1)のステイゴールド(01年、当時はG2)、ハーツクライ(06年)、ドバイデューティフリー(G1)のアドマイヤムーン(07年)、ゴドルフィンマイル(G2)のユートピア(06年)がいる。