愛知県豊明市にある中央競馬の競馬場。2010年4月から全面改修され、12年3月3日に新装オープンした。芝コースの直線は、約100メートル延長されて412.5メートルと長くなり、1周1700メートルを超えるコースとなった(Aコース1705.9メートル、Bコース1724.8メートル)。さらにゴール前40~200メートルの間に高低差約2メートル、勾配約2%の坂が設けられ、スタミナを求められるコース設定となっている。従来のコースは小回りの平坦で直線も短く、先行馬(→「脚質」)有利の単調なレースが多かったが、新コースは追い込み馬(→「脚質」)もレースがしやすくなり、直線の攻防も見応えのあるコースに生まれ変わった。東京、京都、阪神、中山の4大競馬場以外で唯一G1レース(→「グレードレース」)が行われる競馬場として、高松宮記念(芝、1200メートル)が行われてきたが、これに加えて14年からは、ダート競馬の最高峰に位置づけられるチャンピオンズカップ(ダート、1800メートル。従来のジャパンカップ・ダートを移設して改称)が開催される。