組み合わせの多い馬券をまとめて買う購入方法で、いずれの買い方でも組み合わせ1点当たりの最低単価は100円となる。(1)「ボックス」は選択した複数の馬(枠)の組み合わせをすべて購入する方法。ただし、「枠連ボックス」では同じ枠の馬が1、2着となるゾロ目は買い目に含まれない。(2)「ながし」は軸にする馬(枠)を一つ設定し、そこから相手となる複数の馬(枠)へ「流す」馬券(たとえば軸が1で相手候補が2、3、4なら1-2、1-3、1-4)を購入する方法。ただし3連単・3連複の場合、軸にする馬は2頭まで選べる。(3)「マルチ」は3連単・馬単の「ながし」において、軸に設定した馬と相手に設定した馬の着順を入れ替えたすべての組み合わせ(馬単の場合これを「裏」と呼ぶ)を購入する方法。購入点数は、「マルチ」を選択しない場合と比べて、「馬単ながし」で2倍、「3連単、軸1頭ながし」では3倍、「3連単、軸2頭ながし」では6倍になる。(4)「フォーメーション」は、着順ごとに馬(枠)を指定する購入方法で、馬単なら1、2着、3連単なら1、2、3着候補を、枠連・馬連・ワイド・3連複の場合は1頭(枠)目、2頭(枠)目、および3頭(枠)目候補を、順位ごとにそれぞれ選択する(いずれも複数選択できる)。候補に選んだ馬が指定した順位グループに入っていなければ的中とはならないが、3連単のように組み合わせが多くなる馬券の場合、「ボックス」や「マルチ」と比べて買う点数を少なくできるメリットがある。JRAの場合、1点ずつ買うなら緑、「ボックス」と「フォーメーション」は赤、「ながし」と「マルチ」は青のマークカードを使用する。