山に登る一手段として、登山道ではなく岩場や沢を手足でよじ登ること。ピトン(ハーケン)などを使うアルパインクライミングと安全確保のためロープだけを使うフリークライミングがある。フリークライミングは、近年「登る」ことを競技化したスポーツクライミングを指すことが多い。これはホールド(手がかり)とフットホールド(足がかり)をボルトで固定した人工の壁(クライミングウオール)で、登はんの難易度や速さを競う。腕力や脚力よりバランスやムーブ(先を見越した動き)が重視されることから、フィットネスとしてはもちろん、メンタルなスポーツとしての人気が高まっている。体育館や室内のクライミングウオールも増え、女性、子どものクライマーが増えている。