自転車によるスポーツ。世界的競技会から個人的な街乗りまで、さまざまなレベルがあるが、機種により楽しみ方が違ってくる。マウンテンバイク(mountain bike MTB)はオールテラインバイク(all terrain bike ATB)とも呼ばれ、その名が示す通りあらゆる地形に対応できる自転車。普通の自転車に比べると、フレームもタイヤも太く作られている。サスペンションが付いたものが多く、山道でも楽に登降することができる。これに対し、舗装された道路を走る自転車にロードバイク(road bike)がある。アルミ合金やカーボン繊維強化プラスチックなどのフレームで軽量化を図り、高速で走ることを主眼としている。またMTBとロードの中間的機種、クロスバイク(crossbike 和 英語では hybrid bicycle)の人気も高まり、通勤に使う人も増えてきている。一方中高年の間では、小型折り畳みバイクでの街乗りやツーリングも注目されている。これら自転車人口の増加とともに、歩行者との接触事故も増加している。2006年度の事故件数は2578件、4人の死亡事故があり、歩道での自転車とのすみ分け、車道での通行区分など、道路行政も改革の必要に迫られている。