スノーボードはサーフィンのトレーニング用として考案されたスケートボードの雪上版といわれる。ストックを使わず、重心移動、からだのバランスだけでボードをコントロールする。単に斜面を滑り降りるだけではなく、アルペンスタイルの旗門競技や、ジャンプをしたり空中で回転したり、ハーフパイプ(U字型に作ったコース)を滑りながら空中姿勢を競う競技もある。スキーとは動きが異なるため動きの予測がつかず、スキーヤーとの接触などトラブルが多く、かつてはスノーボード禁止のスキー場が多かった。しかし年々盛んになり、現在はほとんどのスキー場がコースを開放している。1998年の長野オリンピックで正式種目となったこともあり、若年層のファッション性の高いスポーツとして定着した。