生きている樹木などを土台とする小屋。樹上、あるいは樹木の途中にプラットフォームを作り、小屋を建てる。本来は動物からの襲撃を回避するため、また敵を見張るために作られたものだった。子供のころ「秘密基地」と称して木の上に段ボールや板きれなどでつくった経験のある人も多いはず。それよりはもっと本格的に、デッキの床を固定したり、複数の木を支柱にしたり、上下構造にしてはしごでつないだりして、作ったあとの居住空間を楽しめるよう工夫を凝らす。生きている木を土台にするため、作ってからのメンテナンスが大切で、ツリーハウス自体の寿命はそれほど長くはない。一説に5年程度ともいう。また、小屋の重量を木で支えるため、木にボルトを打ち込むこともあるが、これが木にストレスを与えるという説もある。