1930年代初頭、フィンランドのスキー選手が無雪期のトレーニング用に始めたエクササイズ。ここでいうスキーとはスカンディビア各国のお家芸である距離競技(クロスカントリースキー)のこと。スキー用と似たポール(ストック)を使い、あまり急峻(きゅうしゅん)でない道路や草地を歩く。スキーから発生しただけに、ポールワークはクロスカントリースキーとほぼ同じ。体の脇よりやや後方にポールを突き、体を押し出す。この時ポールをグリップした手を開き、押し出した腕と一直線となるように押し切る。ポールを使うことにより足腰への負担が軽減される。また上半身を活発に使うことにもなり、歩くことが全身運動になる。最初は各地で開催されている講習会などに参加し、仲間を作ることが長続きのコツだ。