タイツやスパッツ、その上からスカート(→「山スカ/ランスカ」)と、まるで街着のようなスタイルで登山を楽しむ女性。登山というと中高年の人気が高かったせいか、地味なスタイルが多かったが、この山ガールたちは、ピンク、赤、紫などカラフルなファッションでおしゃれを楽しんでいる。登山衣料は機能性を重要視するのはもちろんだが、一定の機能性が保たれれば楽しいファッション性を加えてもいいのではないか、というのが彼女たちの主張。世界的アウトドアウエア・用品メーカー「パタゴニア」の創始者イヴォン・シュイナードも、「カラフルなアウトドアウエアは視認性が高く、荒天の時有利であるばかりか、気分が高揚するというメリットがある」と言っている。