雪の上を歩く冬のスポーツ。ランブリングとは「ブラブラ歩き」の意で、バードウオッチングやアニマルトラッキングなどのネーチャーウオッチングを楽しみながら、夏には歩けないようなコースをツアーすることができる。今までにも、クロスカントリースキーやスノーシューを使えば雪の野山で楽しむことができたが、スノーランブリング用に開発された歩行具「SNOW RAMBLER(スノーランブラー)」(株式会社ノースビレッジの登録商標)は、長さ130センチでやや幅の広いスキーで、滑走面にはギザギザのクライミングブロック加工が施されているので、歩行時の推進力となり、ある程度の斜面も上ることができる。また、下降時にも制動がかかりスピードの出過ぎを抑えてくれる。さらにこのシステムのいいところは、スキー用の靴を必要としないところ。通常のハイカットのアウトドアシューズならそのままバインディングにセットできる。これはクロスカントリースキーやテレマークスキーなどと同様、歩きやすいようにかかとが上がるヒールフリーなので、すぐに歩くことができる。このためスキーほど歩く技術を必要とせず、スノーシューよりスピーディーに移動できる。