ソニー・コンピュータエンタテインメントが中心となり東芝、IBMと提携して2001年から開発した高性能プロセッサーのこと。3社は研究開発費として4億ドル以上を投資。アメリカ・テキサス州に開発センターを設立している。これまで日進月歩の速度で性能を向上させてきたコンピューターの頭脳CPUだが、近年はその高速化の限界が近づいてきたといわれる。セルはこの限界を突破するために、複数のCPUを並列処理する方式を採用。「プレイステーション3」のプロセッサーとして使われる。Cellは細胞の意。「ネットワークされたコンピュータの一単位」の意図からセルと名づけられた。