アップル社のiPodのひとつの製品ラインだが、「iTouch(アイタッチ)」と俗称で呼ばれることも多い。製品投入時のキャッチコピーは「iPod touchは最高に遊べるiPod。音楽、ビデオ、Webサイトはもちろん、ゲームやアプリケーションも手のひらで楽しみましょう」であった。音楽プレイヤーだけではなく、携帯ゲーム機並みに“遊べる機能”を求めるユーザーから支持されている。無償で配布されるSDK(Software Development Kit=開発ソフト群)によって、プロのクリエイターやソフト会社だけではなく、アマチュアプログラマーもiPod touchのソフト開発ができる。そのソフトをオンラインストアで販売することも可能で、早くも「iTouch長者」が生まれている。このビジネスモデルがうけて、発売後約半年で1万5000種類を超えるアプリケーションがユーザーによって開発され、また、5億回を超えるダウンロードがされている。