ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が発売するプレイステーション・ポータブル(PSP)の後継機のこと。2011年1月27日に開発コードネームとして発表された。5インチの高精細な有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)ディスプレーを採用。高性能CPU(中央演算処理装置)を搭載しており、ハイエンド機プレイステーション3と、ほぼ同等のグラフィックスが表示できる。ハード単体の仕様のみならず、設計コンセプトが従来の携帯型ゲーム機とは大きく異なる。まず、クロスプラットフォーム(自社製品以外の機器でもソフトは作動する)であること。NGPや過去のプレイステーションのソフトが、アンドロイドOSを搭載したタブレット型PCやスマートフォンで遊ぶことができる。また3G通信、つまり携帯電話と同じ通信網を使って、コンテンツのダウンロードや利用者同士のデータ交換などができる。ゲーム機には対応ソフトがあり、他機種では動かない。1983年発売のファミリーコンピュータ以来、伝統的に守られてきたビジネスモデルから脱却した歴史的なマシンと呼べるだろう。