Augmented Reality Gameの頭文字をとった用語。代替現実ゲーム、拡張現実ゲームなどと訳される。テレビゲームに代表されるように、デジタル技術を使ったゲームは画面内の架空世界で遊ぶのが一般的であった。しかし、近年はスマートフォンなどがGPS(Global Positioning System=全地球測位システム)機能を持ったことにより、現実世界をゲーム化することが可能になった。プレイヤーはGPS機能搭載端末を持って特定の場所に集合する。そこで時間内に果たすべきミッションが与えられ、ルール作成者があらかじめ用意してある場所に移動。その位置情報が正しければ、メールを受信し次の移動地点に行く。このような移動型探し物ゲームを原型としながら、物語を付加していくのが現行のARGの典型となっている。はじめは同好者たちが集まって遊ばれたARGだが、最近では町おこしや企業のセールスプロモーションなどと連動する事例が増えてきている。