ウーヤーと読む。2013年春に発売されるアメリカのベンチャー企業OUYA社が開発した家庭用ゲーム機。オープンソースのアンドロイドOSを使っているため、既存スマートフォンアプリの転用ができるほか、安価な価格づけができるなどのメリットがある。インターネット上での投資公募サイト(クラウドファンディング)のキックスターター(kickstarter)で、目標額の約9倍の出資金を集めたプロジェクトである。供給されるソフトは基本的にフリートゥプレイ方式を採用する。リビングのモニターに、ソーシャルゲームのコンテンツ、課金システムを取り込んだビジネスモデルで新市場を開拓しようとしている。既存大手の家庭用ゲーム機メーカーは、パッケージソフトの売り上げを捨てきれない。だが、少人数によって運営されるOUYAは、小額決済の追加アイテム課金でも成り立つ財務体質となっている。