任天堂が2017年3月3日に発売した家庭用ゲーム機。1983年に発売された「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」から数えて第7世代に当たる。Nintendo Switchは据え置き型ゲーム機と携帯ゲーム機の切れ目をなくそうとする「兼用機」である。携帯ゲーム機のように持ち歩くことができるが、本体を「Nintendo Switchドック」に差し込むとHDMIケーブルを経由して、テレビやモニター画面に映すことができる。接続機器によって機能を変化させることができるため、「カタチを変えてどこへでも」が売り文句だった。Joy-Con(ジョイコン)と命名された専用コントローラーも複数の使い方がある。2個のコントローラーを本体につないだまま左右の手で持つ方法と、コントローラーを本体から外して両手で持つ方法だ。外した2個のJoy-Conをそれぞれ単独のコントローラーとして使えば、一つの画面を共有でき、協力プレイや対戦モードなども楽しめる。ローカル通信は8台まで同時接続が可能。Joy-Conは傾きや動きを感知する加速度センサーとジャイロセンサーを内蔵しており、振ったり傾けたりする直感的な操作が可能。また、HD振動といって、コントローラー全体が超音波で高精細に振動することにより、触覚に近い感覚をプレイヤーの手に伝えることもできる。例えばグラスに見立てたJoy-Conを動かすと、グラスの中の氷がぶつかり合う感覚が手に伝わるなど、臨場感あふれる独自機能となっている。