イギリス屈指の理系大学インペリアルカレッジ・ロンドンのコンピューター科学者マイケル・クックらが開発したゲームをデザインするAI(人工知能)の名称。ステージレイアウトや敵の動きなど、あらかじめ用意されたパーツをランダムに配置してステージを自動生成し、ゲームの難易度設定、いわゆるレベルデザインをコンピューターが自動的に行う。それはクリア可能か、遊んで面白いか等をAI自身が実際に何度もプレイしたうえで評価して、評価が低い場所を修正していく仕組みを持っている。2012年に発表されたアンジェリーナはこうしたAIの先駆け的存在だが「未来のゲームデザインは人間がパーツを発想し、AIがそれを配列する」という思想は引き継がれ、その後も世界各地でゲームデザインをするAIが開発されている。