2006年4月から全14話で放送された深夜アニメ。原作は谷川流(ながる)によるライトノベル(角川書店)。主人公・涼宮(すずみや)ハルヒの結成したSOS団(世界を・大いに盛り上げるための・涼宮ハルヒの団)には、多彩なメンバーが集まってくる。日常と非日常がねじれた物語や、京都アニメーションによる高密度映像に加え、放送順を入れ替えるなどトリッキーな仕掛けが話題を呼んで爆発的ヒット作となった。09年4月には06年版14話分のリピートに新作14話分を追加し、同題で放送再開。「同じ夏休みがループする(無限に繰り返す)」という12週目からの「エンドレスエイト」は、サブタイトル通り8回分ほぼ同じ内容の放送を繰り返し、賛否両論の大激論を呼んだ。なお10年2月には同シリーズ初の劇場映画「涼宮ハルヒの消失」が公開され、160分の長尺ながら見応えある内容で人気を博した。また同年末には全28話のテレビシリーズと劇場版のブルーレイディスクが発売され、それぞれオリコン総合ランキング2位、1位に入るヒットとなった。