小型携帯端末へ配信されるアニメが増えている。アップルコンピュータの第5世代iPodやソニー・コンピュータエンタテインメントのPSP(プレイステーション・ポータブル)、あるいは3G携帯電話機など、本来は音楽プレーヤー、ゲーム機、通信機といった別用途のために登場した端末が、高性能化に伴って映像プレーヤーとしての機能を付加価値として拡充した。その結果、そうした端末に向けたアニメ提供が大きな可能性を持つものとして注目されている。既に携帯電話への有料アニメ配信も始まっており、今後、地上波デジタル・ワンセグの普及と併走する形で、大きな市場を形成する可能性がある。