2005年4月から放送された京田知己監督によるテレビアニメ。14歳の少年レントンが、謎の巨大ロボット「ニルヴァーシュ」と少女エウレカに出会い、旅に出て人と巡り会い成長していく物語。伝統的なロボットアニメではあるが、商品展開は玩具だけでなく主題歌やアパレル(Tシャツやシューズなど)、DVDパッケージ商品などに及び、高い年齢層を狙ったビジネスを組み込んでいる。ミドルティーン以上向けの作品を「ハイターゲット作品」と呼ぶが、その典型的な作品である。このように多様な企業が共同で“製作委員会”を設立して作られるハイターゲット向けアニメ作品は市場に定着し、深夜枠を中心に年長ユーザーを狙った作品が数多くオンエアされている。その中からは、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」(神山健治監督)のように、高セールスを記録した作品も生まれている。なお、本作は09年5月に「交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい」として劇場映画化される。