「猫の恩返し」(スタジオジブリ製作)の森田宏幸監督がGONZOで製作し、2007年4月から放送されたテレビアニメ。原作は「月刊IKKI」(小学館)連載の鬼頭莫宏(もひろ)のマンガ。12人の子どもが全長500mという驚くべきサイズの巨大ロボット「ジアース」に選ばれ、1人ずつパイロットとして敵と戦う。だが、この戦いは平行宇宙(パラレルワールド)同士の決戦で、敗退すれば地球どころかこの宇宙ごとすべては消滅し、勝利しても操縦した子どもは死ぬという極限の選択を描いた。スタジオジブリ出身の森田監督ならではの丁寧な画面づくりと、GONZOの3D-CG技術が絡みあい、独特のテイストを提示した。2007年春は他にも「天元突破グレンラガン」、「鋼鉄神ジーグ」、「機神大戦ギガンティック・フォーミュラ」、「アイドルマスター XENOGLOSSIA」などロボットアニメが続々と登場。数年に一度のブームとなっていた。ただし、07年秋には「機動戦士ガンダム00(ダブルオー)」とのバッティングを避けようとしたのか、ロボットアニメの本数は激減した。