「メディア芸術の国際的な拠点の整備に関する検討会」が2009年に「メディア芸術の国際的な拠点の整備について(報告)」で提案し、補正予算117億円が計上されていた施設の仮称。09年4月28日、民主党幹事長(当時)の鳩山由紀夫が衆議院本会議で本施設を「アニメの殿堂」「巨大国営漫画喫茶」とやり玉にあげたことをきっかけに、民主党が自民党政権の「無駄遣い」「箱物行政」を指弾する時の象徴的な扱いを受けるようになり、政権交代後、10月の閣議決定により予算執行停止とされた。高額施設の費用対効果には疑問があるものの、施設の目的であった作品、資料や情報の収集と保管を中心とする活動は意義あることだとする意見も根強く残っている。