日本テレビ系深夜枠にて2009年10月から全12話で放送されたオムニバス作品。日本の近代文学のうち、「人間失格」と「走れメロス」(太宰治)、「桜の森の満開の下」(坂口安吾)、「こゝろ」(夏目漱石)、「蜘蛛の糸」と「地獄変」(芥川龍之介)の6作品を原作に採用した。もともとは集英社文庫「人間失格」のカバーイラストを「DEATH NOTE(デスノート)」の作画担当・小畑健が描いてリニューアルしたところ大ヒット。以後、「BLEACH」の久保帯人、「テニスの王子様」の許斐剛ら「週刊少年ジャンプ」系の作家でシリーズ化されたもので、このアニメ化もそれぞれのマンガ家がキャラクター原案を担当した。「古い」と無視されがちだった古典を、時代に即してリファインする試みの代表として注目されている。