米国の映画会社やクリエーターが日本のアニメ会社を指名したり、逆に日本から提案するなど、さまざまな形態のコラボレーションが増えている。「スティッチ!」(アニメ制作マッドハウス、シンエイ動画)や「アイアンマン」(同マッドハウス)など、日本に舞台を移したローカライズもの、日本人クリエーターの競作「Halo Legends」(同Studio4℃、Production I.Gほか)、「スパイダーマン」の原作者スタン・リーとボンズ(BONES)の共作「HEROMAN」、テレビドラマのイメージを忠実に移植した「SUPERNATURAL THE ANIMATION」(同マッドハウス)など、形態が多彩なのが近年の特徴。かつて合作と言えば日本側は外注として制作に参加することが多かったが、アメリカ側のプロデューサーや作者が世代交代して、日本のアニメにリスペクトを抱くケースが増えたためである。