2012年4月4日から、日本テレビ系深夜枠で全12話が放送されたテレビアニメ。モンキー・パンチ原作の「ルパン三世」アニメ放送開始40周年を記念し、27年ぶりのテレビシリーズとして制作された。小悪魔的でセクシーなヒロイン峰不二子を狂言回しに、後年、行動をともにするルパン三世、次元大介、石川五ェ門、銭形警部らの若き時代を描いていくエピソード0(前日譚)的構成をとっている。鉛筆のタッチを生かしたイラスト風のスタイリッシュな映像で、エロティックさを正面からとらえて大人のムードを重視している。シリーズ初の女性監督・山本沙代(代表作「ミチコとハッチン」)が、果敢な表現に挑んだ点で、第16回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門新人賞を受賞した。