特殊なメガネを装着して疑似的な「立体視」を可能とする映画。2009年12月公開のアメリカ映画「アバター」の大ヒットで、一躍ブームに。原理自体は古くからあるが、撮影完了後に編集・加工するポストプロダクション(ポスプロ)処理で視差をつけるなど、デジタル技術の発達で近年急速に発展し、家庭用テレビや記録メディアにも実装されるようになった。ここ1年の国内作品では、11年12月17日公開の「friends もののけ島のナキ」(山崎貴、八木竜一監督)、12年1月21日公開の「ドットハック セカイの向こうに」(松山洋監督)、12年10月27日公開の「009 RE:CYBORG」(神山健治監督)など、フルCG(→「フルCGIアニメ」)作品が中心。しかし、12年12月1日公開の「劇場版イナズマイレブンGO vs ダンボール戦機W」(宮尾佳和監督)は、3Dを売りにした「劇場版イナズマイレブン」シリーズ前2作とは異なり、2D制作となるなど、必ずしも活況とはいえない状況にある。