かつて一世を風靡(ふうび)した有名アニメ作品が、近年多数リメイクされている。ストレートな再映像化ではなく、CGを多用した実写作品(「ガッチャマン」「タイガーマスク」「ハクション大魔王」「ルパン三世」)や、シリアスな原作を二頭身のデフォルメキャラに変えるなどして、ドタバタアクションを展開するギャグアニメ(「DD北斗の拳」「ガラスの仮面ですが」「鉄人28号ガオ!」)など、独自のアレンジをふんだんに採り入れた二次創作的な作品が多い。流行の理由には、プロジェクトの決定権を持つ層にアニメ世代が増えていることや、遊興産業(パチンコ、パチスロ)がアニメキャラを採択したマシンを多数開発していることなどが挙げられる。他にテレビコマーシャルや雑誌広告に出演するキャラも多く、「なつかしのアニメキャラ」の露出は着実に増加している。