「イナズマイレブン」シリーズ、「ダンボール戦機」シリーズのレベルファイブ原作によるクロスメディア作品。主人公ケータは、妖怪からもらった「妖怪ウォッチ」で、日常に起きる怪事件の裏にある妖怪の存在を見つけ出し、時には説得し、時には戦って事件を解決。友達になるとその妖怪を召喚できる妖怪メダルが渡される。2013年7月にゲーム発売、14年1月のTVアニメ化で一躍超ヒット作になり、バンダイが売り出した妖怪メダルの品切れが新聞等に大きく取りあげられるなど、予想の5倍以上の市場規模を形成。急速に社会現象にまで成長した。クリエイティブプロデューサー・企画・シナリオ原案は日野晃博。小学館の少年誌「コロコロコミック」でもマンガを展開し、どれが原作かという区別をなくすことで、全体での成長をめざす戦略が注目を集めた。歴代のキッズ向けヒット作の要素を集約・統合した点でも、非常に特異な作品である。14年12月12日公開の劇場版「映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」も大ヒットした。