2004年1月より「週刊少年ジャンプ」(集英社)に連載しているSF時代劇。作者は空知英秋。新撰組を素材にハチャメチャな世界が展開する。時代劇といっても、物語の設定ははるかな未来、天人(あまんと)と呼ばれる宇宙人が地球に自由に出入りする時代の出来事である。金次第でどんな仕事も請け負う「万事屋(よろずや)銀ちゃん」の店主・坂田銀時が、手下の新八と神楽を伴って大暴れする展開が、ユーモラスかつ劇的に描かれていて人気が高い。幕末のイメージを借りているだけに、桂小太郎、土方十四郎、近藤勲、沖田総悟などの類似キャラクターも登場。さらには犬に似た巨大宇宙生物・定春や、ペンギンに似た謎の生物・エリザベスまで加わってにぎやかだ。06年4月からテレビ東京系列各局でテレビアニメ化された。