三田紀房による、東大合格を目指す高校生と教師の姿を描いたマンガ。受験勉強のテクニックを素材にした、一種のハウツーものである。主人公は、経営難でつぶれかけた私立高校に財務処理のためやってきた弁護士、桜木建二。桜木は高校を立て直すため、自らが教師となり、生徒から東大合格者を出すと宣言、特訓が開始される。そのユニークな勉強法がこのマンガの見せ場となっている。日本のマンガは、将棋やバイク、釣り、スポーツなどを素材にして趣味をドラマ化する傾向が強い。このマンガもその一類型といえるが、テーマが受験勉強そのものというところが異色。「週刊モーニング」(講談社)に2003年6月より連載、05年度講談社漫画賞を受賞。同年7月からは、TBS系でテレビドラマとしても放映された。