マンガ好きを自認する麻生太郎外務大臣(当時)の肝入りで、外務省が2007年5月に創設した国際的なマンガ賞。国際漫画賞実行委員会が運営にあたり、委員長は外務大臣が務める。いまや日本のマンガやアニメーションは海外でも高い評価を得ている。国をあげてクリエーターの育成に励んでいる例もある現在、ポップカルチャーを通じた外交活動の一環として、「海外で漫画文化の普及活動に貢献する漫画作家を顕彰する」ことを目的に設置された。07年の第1回目は、世界26の国および地域から146作品の応募があり、国際漫画賞(最優秀作品)には中国のマンガ家、李志清の「孫子兵法」(邦題「孫子の兵法」、メディアファクトリー)が選ばれた。