明治大学が東京都千代田区猿楽町にオープンさせたマンガの専門図書館。2009年10月31日開館。明大OBでマンガ評論家の故米沢嘉博の個人蔵書を軸に、14万冊以上のマンガ雑誌、同人雑誌、単行本などを整理公開。これは、明治大学が打ち上げた、マンガ、アニメ、ゲームなどを網羅的に展示し研究する施設構想「東京国際マンガ図書館」の一環でもある。将来的には駿河台キャンパス近くの7階建ビルすべてをそれに充てるという。一方、麻生太郎政権が打ち出した国立メディア芸術総合センター(通称、「アニメの殿堂」)の設立も、同じくアニメやマンガの資料施設として話題になったが、民主党政権発足で廃止に至った。また、こちらは地方自治体がらみだが、大阪府立の国際児童文学館が存続の危機に陥った。数多くのマンガ雑誌と単行本を収集保存していることで知られていたが、とうとう09年12月27日をもって閉館となった。残念でならない。経済だけでなく、文化も「東高西低」の状態がつづく。