ロシアでのオリンピック開催は西側諸国のボイコットに揺れた1980年モスクワ・オリンピック(夏季)以来で、冬季オリンピックは初。2007年7月の国際オリンピック委員会(IOC)総会で平昌(韓国)、ザルツブルク(オーストリア)に勝って開催地に決定した。ソチは黒海に面したリゾート。黒海沿岸部でスケートなど氷上競技、約50km離れた山間部でスキー、ソリ系競技が実施された。ロシア政府が強力に支援し、地域の大規模開発計画の中にオリンピック開催が位置付けられ、競技会場のほとんどが新設だった。スキーのジャンプ女子やフィギュアスケート団体など12の新種目を採用。日本は1998年長野オリンピックの10個に次ぐ歴代2位、海外大会では最多となる8個のメダル(金1、銀4、銅3)を獲得した。