オリンピック期間中に選手、役員が宿泊する施設。オリンピック憲章で組織委員会に対して、設置を義務付けている。開会式の2週間前から閉会式終了後3日までオープン。組織委が滞在費、食費を負担する。原則的に1カ所に設置されるが、冬季大会では会場が分散する傾向が強いため、数カ所の設置が認められている。1972年のミュンヘン・オリンピックではパレスチナ・ゲリラが選手村を襲い、イスラエル選手団11人が死亡した。日本オリンピック委員会(JOC)は日本選手団の選手村外の活動拠点としてジャパンハウスを設置している。バンクーバー・オリンピックでは市内のホテルを使い、スポンサーなど関係者の情報交換の場ともなった。