開催都市は北京とアルマトイ(カザフスタン)で争われ、2015年7月31日にクアラルンプール(マレーシア)で開かれる国際オリンピック委員会(IOC)総会で決定する。招致レースは13年11月に6都市が立候補してスタートしたが、財政不安などで撤退が相次ぎ、第1次選考を通過した3都市のうち、本命視されたオスロがノルウェー政府の財政保証を得られずに撤退する事態になった。IOCは今後のオリンピック招致に危機感を抱き、コスト削減のため、開催都市以外の国内や例外的に他国での一部競技の実施を認めた。冬季大会は18年に韓国の平昌(ピョンチャン)で開催され、22年は北京とアルマトイの争い。20年夏季大会の東京を含めると、3大会連続でアジア開催となる。札幌市が26年冬季大会招致に乗り出す意向を表明したものの、大陸間のバランスなど招致をめぐる状況は厳しい。