1896年の第1回アテネ・オリンピックでクーベルタン男爵が提唱して始まった42.195kmのロードレース。紀元前490年のペルシャ戦争で、マラトンの戦場からアテネまでの約40kmを走り通してギリシャ戦勝の報を伝えて息絶えた兵士の故事が起源とされる。女子は1984年ロサンゼルス大会からオリンピックの正式種目となった。2004年1月から世界記録として公認された(以前は世界最高記録として扱われていた)。100年を超す伝統のボストン・マラソンをはじめ、ロンドン、ニューヨーク、シカゴ、ベルリンなど世界の大都市では、3万人前後が出場する市民参加の大規模賞金レースが盛況。世界記録(2014年3月現在)は男子がウィルソン・キプサング・キプロティチ(ケニア)の2時間3分23秒、女子はポーラ・ラドクリフ(イギリス)の2時間15分25秒。